ボブで縮毛矯正(ストパー)している人必見!タメになる髪の乾かし方

『ロングに飽きてボブにしたけど、なかなか上手くセットできない』
『髪質的に短いスタイルは合わないのだろか…』
そんな不安を感じる人は多いと思います。
ヘアスタイルを変えると、不安になる事が多いと思います。なかなかスタイリングができない時はネガティブな感情が大きくなってきます。
確かに髪質によってスタイリングのやり易さはありますが、髪質を理由に諦めてしまうのはとても残念なのでここでは上手くスタイリングができない人にスタイリングのやり方や乾かし方などを紹介していこうと思います。
ここではいつも縮毛矯正をしている人がロングからボブにスタイルを変えた人という前提で書いていこうと思います。
なんで縮毛矯正をかけた前提にするのか?
それは縮毛矯正をしているボブの人は何もしていない人よりもスタイリングしづらいというお話を良く聞くからです。
上手く丸みが出せなかったり、跳ねてしまったり、クセ毛を伸ばせたのはいいけどなんだかイメージと少し違ってしまうという事があります。
そんな人縮毛矯正をしていてスタイリングできない人にも書いていこうと思います。
縮毛矯正していない人も基本的にスタイリング方法や乾かし方は同じです。縮毛矯正をしていない人よりも簡単に出来ると思うので参考にしていただけたら嬉しいです。
1.ロングの時との大きな違い
一番大きな違いは髪の長さなのですが、長さが変わる事でもう一つ大きく変わるのが髪の根元の影響を受けるのか受けないのかです。
ロングの時は髪も長いのでどんなに根元に強いクセがあったとしても縮毛矯正をしてしまえば全体として真っ直ぐになっていました。
多少の寝癖があっても少し手ぐしを通せばどうにかなるという経験のある人は多いはずです。あまり手間をかけずにまとめる事が出来るのがロングのいいところです。
しかし、ボブにすると長くても鎖骨くらいの長さしかありません。
この長さだと縮毛矯正をしても真っ直ぐにはなると思うのですが、ボブのまるさや柔らかい曲線を出すのが難しいです。
なぜ難しいのかというと、ボブの丸みや柔らかさは髪の根元の方向によって変わってくるからです。
具体的には髪の根元にボリュームをつけるのか、つけないのかです。
アイロンを使ったスタイリングだけでも丸みを出すことはできますが、ここではもっといろいろなスタイルに対応出来る様に、ドライヤーを使ったボリュームの出し方に焦点を当てて説明していきます。
『毛先がバサッと広がった感じでまとまらない』
『毛先が跳ねる』
こんな風に感じるのも同じように髪の根元の影響です。
ではどうしたらこの様な跳ねたり、マトマらないボブをイメージする様にスタイリングできるのでしょう?
それは髪の乾かし方にあります。
ロングの時にはほとんど考える必要のなかった髪の乾かし方で髪がまとまる様になります。
2.ボブの髪の乾かし方
ボブの髪を乾かす時は後ろから前に乾かす様にします。
後ろでざっくりと髪を二つに分けて後ろから前に乾かします。特にボブの丸みのあるシルエットを出すには耳後ろの髪が大切なので、耳後ろから前に手ぐしを通す様にして乾かしましょう。
正面を向いたまま後ろから前に乾かすのは結構大変なので、下を向いて髪を乾かす様にすると上から下にドライヤーの風を当てれば良いので簡単に乾かす事ができます。
髪をボブに切った時に美容師の人に乾かし方を教えてもらっている人もいると思いますが、『なんでそんな説明をするのか?』を知らないと聞き流して忘れている人も多いはずです。
なんでボブにしたら乾かし方を説明するのかは、その乾かし方でボブのまとまりやスタイリングのし易さなどが変わってくるからです。
3.後ろから前に乾かすと何か変わるのか?
この乾かし方をするとドライヤーで髪の根元にボリュームをつける事ができます。
この根元にボリュームをつける事で髪の根元が起き上がるので髪がふんわりと柔らかい曲線を描く事ができます。
そうするとイメージする様な柔らかい丸みのあるボブに仕上げる事ができるのです。
今まで上手くスタイリング出来なかった人はこのボリュームがついていなかったのでアイロンでスタイリングしても外に跳ねてしまったり、前に跳ねたりと、まとまらなかったはずです。
ボブの人はご自身の髪で実験すると一番良く分かります。
髪の根元を自分の手で抑えると抑えたところの毛先は外に跳ねる様な動きになるはずです。
逆に根元から持ち上げた髪の毛先は内側に向かう様な動きが出ると思います。お時間ある時にやってみて下さい。
4.ボリュームをつけて広がらないの?
縮毛矯正をする人はクセ毛が気になる他にボリュームを抑える為にやってる人もいるはずです。
この様な人は特にボリュームを出す事に抵抗をおぼえるかもしれません。
しかし縮毛矯正をかけている人も、かけていない人もボリュームをつけても広がる事はないです。
縮毛矯正をしている人は縮毛矯正というパーマの特性上ボリュームが出る事はありません。むしろボブの場合はボリュームが少し足りないくらいです。
先程の乾かし方も縮毛矯正をやったばかりの時(縮毛矯正して1か月未満の時)はボリュームが足りない可能性があります。
この時は後ろから前に乾かしながら目一杯ボリュームを出して下さい。
それでも縮毛矯正の効果でちょうどいいくらのボリュームにしかなりません。
縮毛矯正していない人もボブは重たいスタイルなので広がる事はないです。もしあるとすれば毛先が軽くなりすぎて毛先がまとまらないとか、別の問題が考えられます。
細かいところは実際に見ないとわからないところもありますし、一人一人違うので気になったところはその時の担当者に相談するのがオススメです。
5.しっかりボリュームを出すためには
縮毛矯正をしているひとは普通に乾すだけではなかなかボリュームが出てくれません。
理由は縮毛矯正の効果の中にボリュームを抑える効果があるのでボリュームを出す事が難しいからです。
ではどうしたら良いのか?
普通に乾かすだけではなくて、髪を乾かす時に髪の根元にテンションをかけて乾かし、クーリングをしてボリュームがなるべく落ちない様にします。
テンションとクーリングという聞き慣れない言葉が出ましたが
テンション=髪を引っ張って
クーリング=髪を冷ます
この様な意味です。
根元を引っ張って乾かし、髪を冷ましてボリュームが落ちない様にすると言い換えられます。
根元を引っ張って乾かす事で普通よりもボリュームを出す事が出来て、さらにドライヤーの熱で熱くなった根元を冷ます事でボリュームをしっかり定着させる事が出来ます。
6.毛先に自然な丸みを出す
これだと根元にボリュームがついただけなので毛先の丸みが出せていません。
毛先にも丸みを出すことでボブに自然な丸さをつけて行きます。
ボブの丸さは主に横の髪なので横の髪の毛先に丸みをつけます。
まず横の髪の毛先を手で内巻きにする様に形作ります。手で真っ直ぐな毛先を内側に押すとちょうど手に沿った様な方に毛先がなると思います。
そこでそのままの手の形をキープしてドライヤーを弱風にして毛先に風を当てます。
5〜10秒くらい弱風を当てたら風を当てるのをやめて、手はそのままキープして5秒くらい待ちます。
5秒くらい待ってから手を離すと毛先に手の方で作った丸い形ができます。
これを反対側も同じ様にやってボブの毛先に丸みを出します。
これはクーリングを使った毛先のスタイリングです。
7.いつ乾かすのが良いの?
オススメなのは夜です。
お風呂から上がってきて髪を乾かす時にこの乾かし方をして髪にボリュームをつけるのが一番効率が良いです。
朝シャワーに入る人は乾かす時に先程の乾かし方を意識してやってみて下さい。
一番綺麗にスタイリングできるのは朝髪を濡らしてスタイリングをすることです。朝シャワーに入る人は一番理想的です。
理由は朝髪を濡らせば寝癖とかもとれてキレイにスタイリングできるからです。
『スタイリングする為に朝お風呂に入りましょう!』
とは言えないので夜乾かす事をオススメしています。
もう一つオススメする理由として、私のお客様でもそうしている人が多く、特に問題なく朝もボリュームが出せていると伺っているからです。
なぜ髪が濡れていないとダメのか?疑問に思ったのではないでしょうか?
それは髪の根元にドライヤーでボリュームをつけるためには、髪の根元が濡れていないとボリュームをつける事が出来ないからです。
この様にしてボリュームをつけるためには髪が濡れて乾く時につける事ができます。それなので根元が乾いた髪に同じ様な根元にボリュームをつける様な乾かし方をしてもボリュームはつきません。
『寝癖直しなどで朝濡らせば良いのではないか?』
と思う人もいると思いますが、実は寝グセ直しの様に霧吹き状になっているスタイリング剤で髪を濡らしても髪の根元まで濡らす事ができません。
ボリュームをつけるためには根元を濡らす事が大切なので、寝グセ直しなどで髪を濡らすのはやめた方がいいでしょう。
8.乾かし方でスタイリングは決まる
髪の乾かし方について書いてきましたが、ここまで乾かし方を重要視しているのはスタイリングで一番大切なのは実は髪の乾かし方だといっても過言ではないからです。
スタイリングというと
『アイロンの使い方』
とか
『どんなスタイリング剤を使うのか』
とかに重きが置かれますが、この乾かし方がわかっているともっと簡単にアイロンを使う事ができます。
例えば、ボブならば縮毛矯正をしている場合は、この乾かし方でも丸みを出す事が出来ますが、ある程度乾かすのに慣れてくると毛先の硬さが気になってきます。
コレを解消するにはアイロンを使って毛先を丸める必要があります。
何もしていない時、乾かし方を知らなかったときはアイロンも全体をやらないとまとまらなかったと思いますが、しっかりと乾かしてあるので軽く毛先にアイロンを通すだけでスタイリングが簡単に完了します。
時間にして3分くらいしか掛かりません。
この様に、乾かしかたを変えるだけで朝のスタイリングの時間短縮にもなります。
9.まとめ
ここまでをまとめたいと思います。
・ロングの時とボブとでは乾かし方が違う
・ボブの丸みは根元のボリューム
・ボブは後ろから前に乾かす
・ボリュームを出して乾かしても広がる事はない
・縮毛矯正している人はボリュームが足りないくらい
・乾かし方でアイロンを使ったスタイリングも楽になる
今回はボブの乾かし方として紹介しましたが、どんなヘアスタイルの人も乾かし方を変えるだけでヘアスタイルは劇的に変わります。
根元の影響を受けづらいロングの人でもスタイリングの仕上がりは変わります。
サロンでの仕上がりとお家でスタイリングした時の仕上がりに違いが出るのは美容師がアイロン操作に慣れているというのもありますが、乾かし方にもあります。
美容師や理容師の人は自然とこの様な乾かし方をしています。なので最後のスタイリングも簡単に出来ているのです。
この様な『髪の乾かし方』を意識してもらうとお家でのスタイリングも楽になると思うので是非挑戦してみて下さい。
以上です。
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