湿気を気にしなければならなくなってきたこの時期にストパー(ストレートパーマ)をしようか、それとも縮毛矯正をするべきなのか、悩んでしまう人は多いと思います。

前にストパーの特徴やメリットデメリットについて書いたので今回はどんな人に縮毛矯正が向いているのかを書いていこうと思います。

 

1.クセが強い人は縮毛矯正がオススメ

 

ほとんどの癖毛で悩んでいる人はこちらに当てはまると思います。

ストパーでは伸ばせないくらい強い癖毛の人は縮毛矯正をかけるのがオススメです。

縮毛矯正をするとクセ毛を真っ直ぐに伸ばす事と髪質を変化させることができます。

縮毛矯正はクセ毛を真っ直ぐにする事が注目されます。

一番髪の変化が分かり易いので当然なのですが、なぜ真っ直ぐになるのか?

これを考えると縮毛矯正の特徴は髪質を変化させる事というのがわかります。

縮毛矯正の特徴の一つである

『髪質を変化させる事』

これを別の言い方をすると

『髪にタンパク変性を起こさせる事』

です。

2.タンパク変性

 

タンパク変性というなかなか聞かない言葉が出てきました。

簡単に説明すると

 

髪はタンパク質でできているので熱の力を利用して髪の中の

タンパク質を真っ直ぐになるようにして固めてしまえば乾か

しても

 

髪は真っ直ぐのままになる

 

という事です。

タンパク変性を説明する時に良く例えられるのが

目玉焼きを作る時です。

卵をフライパンの上に落として熱が入ると透明だった白身が

白く変わっていくと思います。

これがタンパク変性で厳密には髪のタンパク変性とは少し違

うようですが、これと同じような事が縮毛をしている髪の中

で起きているので髪を乾かしてもずっと真っ直ぐのままにな

ります。

 

縮毛矯正が一度かけたら取れないのもこのタンパク変性があ

るからです。

また目玉焼きで例えると、一度熱を通して白くなった白味や

黄身の部分はどんなに時間がたっても、濡らしたりしてもま

た透明の白味に戻ったり黄身に戻る事はないと思います。

 

縮毛矯正ではこれと同じような技術を使っているので一度か

けたところは基本的にとれません。

『基本的に』と言うのは縮毛矯正のかかり方がゆるかったり

するとクセが出る事があります。

『クセが出て来た』と感じるのは個人によって感じ方が違い

ます。

少しクセがあるくらいが自然でちょうど良いと思う人もいれ

ば、真っ直ぐになっていないと気になってしまうという人

もいます。

3.気になる縮毛矯正のダメージ

 

タンパク変性という凄い技術を使って縮毛矯正はクセ毛を伸

ばしています。

ここで気になるのが髪のダメージです。

 

『縮毛矯正は傷む』

という話をいろいろなところで聞いていると思います。

なぜそんなに傷むのか?

それは先程あったタンパク変性を起こさせるために髪が大き

なダメージを負っているからです。

『薬剤+アイロンの熱の力』

これによって『ちゃんと掛かったら半永久的に取れないパー

マ』が縮毛矯正です。

取れないという事はそれだけ髪には大きな負荷がかかってい

ます。

凄い技術の縮毛矯正ですが、その反面判断を間違えると髪に

大きなダメージを負ってしまいます。

判断をするのは技術者ですが、技術者が見ただけではわから

ない事もたくさんあります。

 

・どんな風にスタイリングしているのか?

・毎日アイロンするのか?

・どこを良くアイロンするのか?

・カラーしているのか?

 

などなど他にもいろいろあります。

 

これらは髪への負担を最小限にするために必要な情報なので

是非担当者の人に協力して頂いて、無理のない様に縮毛矯正

をして欲しいと思います。

 

4.乾かして真っ直ぐにしたい人

 

とにかく朝のセットにかかるの時間を減らしたい。寝癖がつ

くのを少しでも無くしたい。

こう考える人にも縮毛矯正がオススメです。

寝癖は全く付かなくなるわけではないのですが、普通の髪よ

りは付かなくなると縮毛矯正をしているお客様から良く聞く

お話です。

ドライヤーをする時にも風の通りが良くなるので髪が乾くの

も早くなります。

なぜ乾くのが早くなるのか?

それは髪が真っ直ぐになるという事は全部の髪が同じ方向に

向いているという事なので、クセ毛のように乾く時に邪魔を

する髪が少なくなるからです。

個人の感想になってしまいますが、色々あるメニューの中で

も縮毛矯正は一番楽にセットできるメニュー、朝のスタイリ

ングが楽になるメニューの一つだと思います。

理由として、自分が担当するお客様で縮毛矯正がかかってい

るとセットして仕上げる時に

『縮毛矯正がかかっているとやはりスタイリングするのが簡

単だなぁ』

と感じた事と

『縮毛矯正かかっているとある程度まとまった髪型になるの

で家でのセットも不安なくできる』

と思ったからです。

人によって慣れているセットの仕方があると思うので『パー

マの方が楽だ』

と感じる人もいたり

『カットで短くショートにした方が楽だ』

と感じる人もいると思います。

家でのスタイリングの手間セットしやすさなどをトー

タルで考えると縮毛矯正が一番楽なのではないかと思いま

す。

 

5.髪が多過ぎて広がる人

 

クセ毛ではないけれど髪を抑えるために縮毛矯正をやってい

るという人もいます。

縮毛矯正にはボリュームダウンさせる効果もあります。

このボリュームダウンは良く縮毛矯正のデメリットに上がる

事が多いのですが、髪が多過ぎて困っている人にとってこん

なに良いモノはないと思います。

いろいろな毛量の人がいますが、髪が多過ぎて困っている人

達は髪を乾かし慣れている自分達でもなかなか乾いてくれま

ん。

このような人は縮毛矯正することによって

 

・ボリュームダウンする事ができる

・髪が早く乾くようになる

・髪をいつもより多く毛量を減らす事ができる

このようなメリットがあります。

 

髪が多い人は当然毛量を減らしたいと思います。

しかし、毛量調整には髪の長さによってある程度限度があり

ます。

髪が短い人は沢山毛量調整できますが、髪が長い人例えば、

肩より髪が長い人などはあまり多く毛量を減らせません。

なぜたくさん減らせないのでしょうか?

理由を簡単に説明すると過度に毛量を減らしてしまうと髪が

広がってしまうからです。

毛量を減らしたい人は広がらない様に、髪がまとまる様にし

たいのにそれとは逆の効果になってしまいます。

こんな時に縮毛矯正をすると便利になります。

縮毛矯正をすると広がらなくなるので、いつもより毛量を多

く調整することができます。

もちろん縮毛矯正がかけていても毛量調整に限度はあります

が、何もしていない状態よりも多く毛量を減らせます。

6.まとめ

 

最後にまとめです。

 

・クセが強い人は縮毛矯正がオススメ

・髪へのダメージは大きい

・縮毛矯正は必ず担当者と相談してから

・朝のセットを楽にしたい人も縮毛矯正がオススメ

・毛量が多い人にも縮毛矯正がオススメ

 

最近の主流の縮毛矯正は出来るだけ自然にかける縮毛矯正です。

縮毛矯正にもクセ毛を伸ばすという点では良いところしかな

いですが、

『パーマをしたい』

とか

『カラーの色にこだわりたい』

となると縮毛矯正の特徴にあったタンパク変性が今度は邪魔

をしてきたりします。

 

クセ毛を伸ばしたい人にはこれ以上いい物はないと思います

が、パーマとかカラーも色々やりたい人、気分転換にちょっ

と縮毛矯正してみよう、などの場合は少し注意が必要かもし

れません。

わからないところ不安に思うことは是非担当者に相談して下

さい。

以上です。

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